アートと日々の日記帳

アート好きがつづるゆったりした日々の日記帳(アート編)

反射光


外の光…直射日光には太陽の光、青空と反射光があります。

反射光もまた、太陽の光が入り混じっていますがそこに物質的な色が混じりあいます。

例えば、壁の色や地面の照り返しの色などです。

私は、この反射の光が好きです。

うっすらと色が混じり合い、少し影もできてなんだか気持ちがいい。

太陽の強い光は世界を巻き込む力があると覚えておくと、描くときの色彩がもっと豊かになると感じています。

 

 そういえば、お洋服も明るい色を着ると色が反射して明るい顔色になりますもんね。

絵を描く時だけじゃなくて、写真を撮るときにも意識するとぐっと素敵な作品に仕上がるかもしれません。

 

purpleとvioletの違い

 一般的に赤紫系の色をpurple。青紫系の色をviolet。という様です。

しかし、絵の具では、レッド バイオレットやキナクリドンバイオレットの様になんだか赤よりの紫にみえるものが存在したりします。

もう 何が何だかよくわからない。

言葉って本当に難しいですね。

もしかしたら、紫は混色で作るのが難しいと言われる事もあるくらいなので、ピグメント(顔料)の基本色の名称なのでしょうか。

もし、ご存知の方がいらっしゃったら、教えてほしいです。

余談ですが、十数年前に同僚だったアメリカ人(美術は専科でない)は、紫の事を全部purpleと言っていた気がするので、アメリカ英語では、きっとどんな紫色も purpleなはず。

 

 

曇天

 曇りの日は、案外とアーティストに好まれやすい天気です。

なぜならば、曇りの光は1日中変化しずらいから。

屋外でも4〜5時間くらいは作業が出来るかと思います。

強い直射日光は、光が強過ぎて色飛びしたり、影と光のコントラストがクッキリ出てしまいまますよね。

その点、曇りの光は安定しており、世界が意外と鮮やかにみえる事があります。

写真を撮る際も露光を均等にしやすいので、作品のポートフォリオを作る際やカタログの写真なんかも曇りの下でとれば、難しいライティングの調整もしなくて済むのでいいですよ。

 

青空

 青空も外光では、大切な光の1つになります。

スカイライトと呼ばれる大気中の微粒子によって散乱した太陽光線の事です。

絵画の技法的には 空気遠近法を使って描かれる現象の事。

身近なところでいえば、レオナルド・ダ・ヴィンチ が風景を描く時に使っていたと言えばわかりやすいでしょうか。

直射日光の強い光とは違って、柔らかい光になります。

空気は目に見えないと思いがちだけど、少し距離をとって遠くを眺めたらちゃんとそこに存在する事を確認出来る。

地球を感じられて、ちょっと嬉しくなってしまいます。

 

 

太陽の光

 前回、光と影で描いていくといいましたが、光の質には幾つかあってその1つが太陽の光。

太陽の光は地球上の万物を照らしているので、当然と言えば当然ですかね。

時間や季節、場所によっても太陽の光の色ってかなり違うと思うんです。

 南国にいくほど 太陽光が強くて色を飛ばしちゃうから街中がハッキリした色で彩られている気がします。

日本の人は住んでいるエリアや人の好みにもよりますが、くすんだ色味を好む方が多い気がするのも太陽光のせいかななんて思ったりしております。

ソメイヨシノの薄ピンクが感じられる位の優しい光。

皆様は、どの季節のどの時間のどのエリアの太陽光がお好みでしょうか。

個人的には関東の春から初夏にかけて、若葉の頃のよく晴れた午後3時の太陽のほわんっとした光が好みです。

 

 

 

光と影

 絵を描く時に意識して描くといい事は、光と影。

それを意識するだけで描くのが幾分か楽になるかと思います。

形が上手く取れない時は、案外と影を追っていくとそれなになりますよ。

 

都会ではあまり感じられませんが、田舎も人の気が少ないエリアに行くと月明かりが無い日は本当に辺りが真っ暗になります。

自分の姿も目をこらしてもよくわからない時があるくらい。

ちょっとしたアスファルトの割れ目にすらつまずきそうになるんです。

その時に明かりがないって、こんなに不安なんだと身にしみました。

それで、自分の目に映るものは光が炙りだした世界なのだと実感が持てた気がします。

 

 

 

 

 

もっともっとアートよりに

「アートとシンプルライフ

https://artandsimplelife.hatenablog.com/?_gl=1*1minoaw*_gcl_au*MTU0Mzg4NDMxLjE3MTAyNTE0MDk.

を数年程書き続けてきて、少しアートについて書く事が少なくなってきたので、思い切ってアートの事を別に書いて行く事にいたしました。

もし よかったらご覧ください。

これまでの経歴は、美術大学在学中に絵画モデルや造形屋さんなどのバイトをこなしつつ、学芸員の資格も取得。

福祉関係に10年程度従事し、生活支援員と相談支援専門員を歴任。

生活の充実という部分にアートを取り入れながら取り組んでおりました。

近年は、子供達にアートを教えております。

 

最近、やっぱり美術だな。と感じましたので0よりの1くらいの初心にかえって、また美術を感じていきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。